誰かのために、鳴るや、鐘
〜七国一大陸物語〜

松浦 由香



☆ 目次 ☆

序章
  戦下
  思惑
一章
  十六の娘
  酒宴酒歌(しゅえんしゅか)
  才色兼備
  廉恥美人(れんちびじん)
  運天果報
  伊那死亡
  空言(むなごと)
第二章
  水天髣髴(すいてんほうふつ)
  水面
  風帯
  飄風は朝を終えず
  (ひょうふう・ちょう・お・・)
  木魅(ぼくみ)
  石林
第三章
  華胥の国(かしょ・くに)
  鬼哭啾啾(きこくしゅうしゅう)
  深湯(くかたち)
  けい惑(けいわく)
  積雲
  終章
登場人物
備麗(びれい)……
宗国生まれ。博士叡備の孫娘。
李晃(りこう)……
琥国生まれ。妖魔退治屋。大柄で腕力には自身がある。李郭とは従兄弟になる
李郭(りこう)……
琥国生まれ。妖魔退治屋。頭脳明晰。李晃とは従兄弟になる。
伊那(いな)……
琥国生まれ。幼少の頃仙馬左に預けられる。妖魔の烙印を持つ。
尚香(しょうか)……
朴国生まれ。宿屋の女中。水魔刀水伯を持っている。
宗青(そうせい)……
出国不明。女装の盗賊。千枚扇と言われる大きな扇を持つ。
木精、石精(もくせい、せきせい)……
まほろの森に住む木と石の精霊。
羽宣(はせん)……
暫定濁国の東門を警護する役人。銀炎刀を持つ
(きょう)……
王都に程近い村に住む娘。大の貴族嫌い。
殃禍(おうか)……
妖魔。備麗を花嫁にすべく烙印を押し、この世界を掌握しようとしている。
香蘭(こうらん)……
妖魔。殃禍を敬愛し、備麗に敵対心を抱いている。香を用いて人を操る術を使う。

☆ あらすじ ☆ 悪政により琥国は崩壊する。
琥国再建を巡り、琥国以外の六国は琥国以外のものを王と立てることにすそれに選ばれたのが若干十六歳の少女備麗だった。
備麗は新国濁国の平定と、途中妖魔の花嫁の烙印を押されながらも、新たな柱を探す旅に出る。



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