Diary
〜恋人〜

恋人が出来た。
かれの名前は、園田 孝介。
年下だけど、けっこう頼りになる。
今まではただの先輩後輩だったのに、
不思議、
「好きだ」
って言われて、まんざらでもないんだよね。
不思議。
「私も好き」
って言ってたから。


孝介は私の何処が好きなんだろう。
私も、孝介の何処が好きなんだろう。
何が好きで、付き合ってるんだろう?



送ってくれた日
初めて家まで送ってくれた
もう少し一緒に居たいって、本当に思った
そうして……、
初めてのキスをした
初めてのキスは、よく解らなかった。
キスをして、孝介が、私を本当に好きなのかなんて解らない。
ただ、触れただけ、だから?
確かに孝介のぬくもりを感じたし、
孝介が私の身体に伸ばした腕の力も解った。
でも、それを好きという気持ちで、
お互い感じた訳じゃない。と思う。



kiss
孝介の両腕が私を抱き寄せ、自分の唇に私のそれを押し当てた。
孝介の両腕から孝介の暖かさが伝わり、私の唇から、孝介の息を感じた
それはほんの逢瀬だった。
孝介が離れて、私の心には心細さだけが残った。
支えが無くなった風で、孤独でいるようで、心細くなった。
「嫌、だった?」
優しい声。でも、今の私には酷な言葉。
えぇ、そうよ。
近くにいるのに、手を伸ばせば届くのに、一瞬でも触れたから、
離れると心細さが溢れてきて、
束縛することになるのね?
もう離れたくないって思うのは。


5
キスをしてから、私の行動っておかしい?
孝介を避けてるの?
孝介がまた、
あの真顔でキスしようとするから?
孝介が好きなのに、
これは照れ?
違う。
なんだろう、孝介の側に近づけない。
好きなのに。
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